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職業 社会保険労務士/自負 社会保険労務士
モチーフって大事だと思う。僕もまた自身のモチーフを確認せずにはいられない。
もしも僕が評価されるとしたら、おそらくはそこだろう。



介護を終えて その後2024-08-26

業界の片隅にいられればそれでいい。中央に出て行こうとは思わない。けど、こんな片隅にまで、わざわざ会いに来てくれた人とは、素敵なお付き合いができることを願って。
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犠牲にしてはいけないものもある(生まれて初めて餃子を中身から作ってみた)


 今日、生まれて初めて餃子を中身から自分で作った。きっかけは、昨日、スーパーで餃子の特売をしていて、帰りに買っていこうと思っていたところ、帰る頃には売り切れていて、どうしても餃子が食べたくなり、だったら自分で作ろうと思った次第。先週までは忙しかったが、ここ数日は少しばかり余裕があり、夕飯作りにも時間をかけることができた。
 めっちゃ、美味しかった。野菜や肉はブレンダーで細かく刻み、すりおろしたしょうがとニンニクを加え、さらに下味をつけ、具の量の多い大き目のサイズの餃子を15個ほど焼いて食べた。人生で一番美味しかった餃子はやはり子供の頃、親が作ってくれた手作りの餃子。二番目は、別れた奥さんが作ってくれた水餃子。彼女は餃子の皮も手作りだった。そして、今日の餃子は三番目。おそらく、もうスーパーの餃子は買うことがないと思う。
 数日前はお好み焼きを自分で作った。きっかけは、年末、知り合いとお好み焼きを食べに行ったのだが、高いだけでたいしたことはなく、だったら、やはり自分で作ろうと思い、粉や豚バラ肉を買って帰り、家のフライパンで作って焼いた。焼きそばも加えた。キャベツの量が多く、「粉もん」というよりも、キャベツ焼きになってしまったが、それでも美味しかった。というよりも、納得がいった。見てくれは悪くても、納得がいくと十分に満足できる。納得がいくかどうかこそが大事だと思う。
 ただ、親にも食べてもらいたかったと思ったりもした。食事は大事だと改めて思う。忙しいと特に自分の分はどうでもいいやと思ってしまうが、最期の半年、一日ベッドの上で過ごすことが多かった親は、もしかしたら食事の時間を楽しみにしていたのではないかと思う。あの頃、余裕がなく、餃子を中身から作ろうなんてことは、思ってもみやしなかった。犠牲にしてはいけないものもある。(2024.1.26

悔しい

 バス停から近くの高齢者会館へ、つえを付きながら歩く高齢者の女性。足を不自由にされている。仕事へ向かう途中、見かけたのは先週に引き続き二度目のこと。先週同様、この日も会館まで付き添ってあげた。歩きながらの会話。
「悔しいわよね」
「悔しい?」
「そうなの。今、履いている靴、福祉用なの。普通の靴だとだめなの。履きたい靴が履けなくて、悔しいの」
 僕は、そうだよね、悔しいよねと、相槌を打つしかなかった。けど、その悔しい思いって、けっこう大事なことのような気がする。その悔しさが、日々の糧になっているのではないかと。
 一方で、その思い、介護従事者に届いているのかなとも思う、届いてはいても、忙しくて流されているのではないかと。そうでなければ、線香の一本くらい、上げに来ているだろう。こだわるわけではないが、それもまた大事なことだと思う。

 福祉がビジネス化していることが問題ではないかと思う。福祉や介護の名前を借りたビジネス、あるいは、便乗したビジネス。介護タクシーこそ、その典型的な例ではないかと。もちろん、ビジネスでなければ成り立たない一面もあるにせよ、それが露骨に見えたり感じられたりすると、少しばかり嫌になる。(2023.11.13)

まずい…。

 市販のルーを使わず、クリームシチューを作った。とろみを付けたく、片栗粉を使おうかと思ったが、とろみ剤(とろみパウダー)が余っていることを思い出し、片栗粉の代わりに使ってみた。
 結果、微妙にまずかった。ばあちゃん、ごめん、あんなまずい物、食べてもらっていたんだな。ブレンダーを使って作ったペースト食も「美味しくない」とよく言われた。確かに美味しくない。今さらだが、食欲がなくなるのも当然のことだったのだろう。(2023.11.5)

線香一本

 葬儀を終えて一週間と一日が過ぎた。まだそんなものかと思う。二週間、三週間過ぎたような感覚でいる。すぐに日常に戻れるわけではない。手続きに追われ忙しく、昨日、今日は昼食を抜いた。
業者や役所が言うがまま手続きをしていたら、いいようにされてしまう。ある手続き、
「それはおかしい。その根拠を示してほしい」
 そう言うと、
「決まりなんです」
 丸め込んでくる。
「素人だからって、ごまかそうとしないでよ」
 と、僕。もちろん、素人ではない。相手はクレーマーのように思ったかもしれない。調べてもらったところ、結局、僕の方が正しかった。
システムが複雑になりすぎていて、担当者も理解できていない。僕もさすがに疲れた。

 親の死去を伝えて十日以上が経つが、ケアマネさん、以後、何の連絡もありはしない。葬儀にはともかく、落ち着いたところで線香の一本ぐらいあげに来てくれてもと思うのだが、いちいちそこまで寄り添っていたらやっていけないのだろう。それでも担当して2年半、僕はそもそも、そのケアマネさんを評価していなかった。訪問看護、ヘルパーさんも然り、お悔やみが書かれた請求書が届けられただけだ。訪問看護師さんやヘルパーさんの中には「いい人」もいただけに、ちょっと残念だったりする。(2023.11.2

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